【足るを知る】

わいわーい♪

院の仲間がはるばる遊びに来てくれたー(^_^)/
大量な支援物資と共に、
エネルギーをチャージ完了。

それだけじゃなくて、
今回一番感謝したいことは、
みんなのおかげで気付けた自分の酷さ。笑

みんなの前で活動報告をする機会をもらって、
「アフリカの医療こーんなひどいんだよ!」
「それを私こうしてみましたーヽ(^o^)丿」
みたいな発表会をしてしまって、トホホ。

これ、
完全に同僚をさらし者にしちゃってるよね。
さらにね、
「タンザニア看護師の強みは?」って聞かれて、
「・・・」
何も思いつかなかった。ちーん。
ほんとひどいよ、自分!!!はぁ。

タンザニア人の強みなら、いくらでも言えるけど、タンザニア看護師の強みが出てこなかった。

なんでもあって、なんでもできちゃう
先進国のフィルターを持った人が国際協力の現場に入ると、
なんでないの?なんでできないの?って
どうしても「ないもの」「できないこと」に目がいきがちになる。
だから、怒ったり、悲しんだり、不満を持ってしまう。

そしてそこを改善しようと寄付・指導が入る。

でも、現地人からしたら、
非継続的な寄付の結果、
その在庫がなくなった時に悩まされ、
医療設備が不十分な中での指導の結果、
知識はあるのにそれができない環境にもどかしさを覚え、

足るを知っていたはずの現地人は、
あるべき理想の状態を知ってしまい、現実とのギャップに挟まれる。
ましてや、知識があるのに医療設備の不十分さで患者が亡くなったら…
そりゃぁ、無力感に苛まれるよね。諦めたくなるよね。
「ないからできない!」って先進国が生み出しているのかもしれないね。
それって、現地人の心をすごく貧しくしている気がする。
すごくいい迷惑。

でも、そうじゃなくて、
「あるもの」「できるもの」に目を向けて、
現地人も自分たちにあるもの、できるものに自信が持てるように。きっとたくさんある先進国にはマネできない強み。
ここの足るを知ってないのは私だった。

そうすることで、「ないからできない!」という諦めから、
「ないけど、あるものでやろう!」という挑戦に変わるかもって思ったり、期待したり、応援したかったり。

…その上で、
指導研修だけじゃなくて、その知識が活かせる環境整備も同時に、
寄付支援だけじゃなくて、その環境が活かせる指導研修も同時に。ね。大事。

でも実際すごいんだよ!
なんとかしちゃう精神。
出血性ショックを起こした患者さんの輸血がない時に、
「ないなら、ないで、ここにいる人全員の血液型調べて、合うやつを見つければいいだろ!」
って助けちゃったり。かっけーって思った。

今度はみんなに会った時は、
「うちの同僚看護師こーんなにすごいんだよ!」
って自慢できますように!
ってか、するからね!!!!!!!
みんなありがとー♡

f:id:JOCVfuraha:20160808152710j:plain